パソコンを修理に出すとき
ハードディスクの故障でパソコンを修理に出すときには、次のようなことに気をつけたい。
- データのバックアップ
まず、メーカーの修理に出した場合には、ハードディスクが新品に交換されて購入時の状態にリカバリーされて帰ってくると思って間違いない。販売店など取次ぎ店に修理を依頼する際に頼めば、サービスでデータのバックアップをしてくれる場合もあるかもしれないが、基本的には自分でCDやDVDあるいは他のHDDなどに必要なデータをコピーしておく必要がある。
ハードディスクがなんとか読める状態であれば、バックアップを取ってから修理に出した方がよい。
ただし、ハードディスクから異音がするとか、明らかにディスクの損傷が進行していると思われる場合には、起動させるだけで状態が悪化してしまう可能性が高いので専門の業者に依頼するほうが懸命である。
- 不要なデータの消去
パソコンの修理にあたって、修理担当者がパソコンを起動したり、ハードディスクの中身を読み出したりすることは当然考えられる。ハードディスクの中にとても重要なデータや秘密の情報が記録されている場合、それらが流出する危険性があることは否定できない。読み書きできる状態であれば、完全に消去したうえで修理に出すべきだ。
ディスクの読み書きができない状態だとしても、そのまま修理に出すのは不安である。分解しなくてもハードディスクが抜けるモデルであれば、交換用のハードディスクを購入し、元のハードディスクは物理的に破壊するなどして処分したほうがよいだろう。
ハードディスクが取り外せないモデルならば、修理に出すのをあきらめて自分でハードディスクを交換するか、パソコンごと物理的に破壊して新しいパソコンを購入するしかない。
- データの復旧
どうしても救出したいデータが入っているのであれば、専門の業者に依頼することも検討したほうがよい。だいたいハードディスクが壊れ始めたら、動かせば動かすほどデータ破壊が進行することが多いため、本当に重要なデータが入っていてそれらを救出したいのなら、そのまま専門業者に依頼してデータを救出してもらうことをお勧めする。
7~8年前、ハードディスクが故障して全く読めなくなって業者を調べたときには、1メガバイトあたり千円くらいの単価で、とても個人で依頼できるような値段ではなかったが、最近は割と安い値段で請負ってくれるところもあるようだ。
ただ、データサルベージの技術は非常に高度なところがあるので、安ければいいというものでもないだろう。データの重要度と費用とのバランスを考えて業者を選ぶ必要があるだろう。
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