パソコンの修理2
先日修理した知人のパソコンその2
今度は NEC の LL760 9D というモデルで、約4年前の機種。
こちらは最近動作が遅くなったということで知り合いにいろいろと診てもらい、余計な常駐ソフトを外したり、ハードディスクのエラーの修復をしてもらったりしたらしいが、結局速度の件は解決せず、最終的にリカバリーされたということだった。
メモリ不足も考えられたので増設したが、それでも非常に動作が遅いということで、我が家に持ち込まれた。
起動してみると確かに起動するが、起動してからの動作がどう見ても遅すぎる。まるでメモリ不足でスワップが発生しているかのようにディスクアクセスが続く。
HDDAnalyzer というソフトをダウンロードしてきてチェックしてみると、代替処理されたセクタが500以上あり、代替処理待ちというのもいくつかあった。やはりハードディスクに問題が発生しているようだ。
このような状態では次第にハードディスクのエラーがどんどん増えていくことが多いので、とりあえず現在の状態をバックアップすることにした。
Acronis True Image でパーティションのバックアップを取ろうとしたが、途中で失敗してしまう。何度もやり直したがことごとく途中でハングアップしてしまってCドライブのバックアップは取れなかったので、3番目のパーティションにあるリカバリー用領域のバックアップのみ作成しておいた。
ハードディスクの交換が必要なので、通販で日立IBM の HTS541612J9AT00 / 120G 9.5mm を購入した。久しぶりにハードディスクを購入したが、2.5インチの120Gが6,000円程度とは安くなったものだ。
ハードディスクを取り替えるために、電源等のスイッチのパネルとキーボードを外したが、どうも簡単には取り出せそうにない。ネットで検索してみると前面の黒いカバーの中にHDDがあった。3本のネジを外すだけでHDDとご対面でき、さらに2本のネジを外せば引っこ抜くことができた。
古いHDDは60Gで、新しいのは約2倍の容量があるので、80G,30G,7G くらいに領域を確保した。3番目の領域に、バックアップしておいたリカバリー領域を書き戻して、再起動して「F8」でリカバリーしようとしたが、なぜか起動できない。仕方がないので手持ちのフロッピーディスクからDOSを起動し、リカバリー領域のAUTOEXEC.BATを実行することで無事にリカバリーをすることができた。
これで、初期状態に戻ったわけだが、修理前とは雲泥の差で非常にキビキビと動作するようになった。ここで一旦HDDを取り外して別のPCに新旧2台のHDDを外付けし、元のCドライブの内容を新しいHDDにミラーリングコピーした。これで換装前の環境にすることができた。
あとはリカバリーの問題だ。次にリカバリーするときまで必要のないことではあるが、いざという時に困ってしまうだろうと思うと、このままではいけないような気がする。
リカバリー時には MS-DOS が起動して、GHOST で作られたバックアップが復元される仕組みだ。恐らく領域確保はしたがDOSのシステムを転送していないから起動できないのではないかと推測し、SYS コマンドでシステムを転送してみたら、ちゃんとリカバリーができるようになった。
一件落着。
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