PowerShotの不具合
仕事で訪れた小学校で、故障したデジカメがたくさんあるので、修理して使えるものを選別したいのでちょっと診て欲しいと頼まれた。
別にそういう方面に特別明るいというわけではないが、メカ系は割と好きなのでとりあえずどういう故障かを一つずつ確認してみた。
たまたま全部キャノンのPowerShotで、A100が5台、A60が2台、A70が1台だった。
まずA100は電池蓋の内側にある接点のついた部品がなくなっているのが2台あった。別のカメラから拝借して取り付けてみたが、1台は起動せず、もう1台は起動はするもののやや大きめの動作音がして、ディスプレイの画像がピンボケになっている。どうもフォーカス系に異常があるようだ。
あとの3台は、最初は「バッテリーを交換してください」というメッセージがでて固まる症状だったが、何度か電源を入切していると正常に動作するようになった。直ったというわけではないと思うが、使用できそうな感じではある。いつ動作しなくなるか分からないので、予備機として保管しておくのがいいかもしれない。
A60とA70は3台とも同じ症状で、撮影モードでは画面に画像が表示されずに真っ黒で、時々画面にチラチラとノイズが出る。その状態でも各種設定値のマーク表示はきれいに表示されている。また、再生モードでは全く問題なく表示され、メニュー画面も正常に表示できる。つまり、CCDからの入力信号が途切れているのではないかと思われる。
同様の不具合情報がないかとWebで検索してみると、この頃の機種にはCCDの配線に問題があって、同様の不具合が大量に発生していたらしい。キャノンの場合、デジタルビデオカメラも含めて25機種でCCD内部の配線接合箇所が外れる場合があることが確認されたということだ。
この不具合であることが確認された場合は、保証期間に関係なく無償で修理してもらえるということだ。早速コールセンターに電話すると、1台ずつ動作状況の確認をされたうえで回収・修理をしてもらえることになった。
ちょっと時代遅れのスペックではあるが、子どもたちが使えるように修理してもらえるようになってよかった。
同じ時期に、ソニーと富士写真フィルムも同様のCCDの不具合を発表している。CCDメーカーの問題だったのかもしれない。
« USBメモリにSkype | トップページ | ホークスの試合チケットが当たった »
「携帯・デジカメ」カテゴリの記事
- 携帯でシャッター操作「デジりも」(2009.01.26)
- デジカメで撮影した写真の整理(2008.11.27)
- PowerShotの不具合(2008.07.02)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント