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2008年8月20日 (水)

がんばった日本ソフトボール

北京五輪で日本ソフトボールチームが準決勝でオーストラリアに勝ち、金メダルをかけてアメリカと再度決勝戦を行うことになった。

午前のアメリカ戦は、コールド負けした予選とは違って、息の詰まる投手戦となった。
0-0のまま7回を終え、タイブレーカー方式での延長戦に入る。後攻の日本有利かと思ったが、9回表に4点を取られてしまった。その裏に2試合をとおして初めての得点を奪ったが1点どまり。残念ながら決勝進出はならなかった。

ソフトボール競技ではページシステムという独特の対戦方式が採用されており、アメリカ戦に敗れた日本は、予選3、4位通過のオーストラリア-カナダ戦の勝者と3位決定戦を行い、それに勝てば再度決勝戦に進むことができる。

オーストラリア戦には、午前のアメリカ戦に引き続き上野投手が連投した。初回に先制を許したが4回には広瀬選手の2ランで逆転に成功した。このまま勝ったと思った7回2アウトの場面でまさかの一発を浴びて、またしてもタイブレーカー方式での延長戦へ突入だ。

午前に引き続く連投での疲れも見せず気迫のピッチングが続く。先攻のオーストラリア打線を抑えるが日本の攻撃は何度も好機を潰してしまい得点できない。11回表には1点を失い、雰囲気的にもうだめかと思ったがなんとか1点を奪ってくれた。

そしてもう2試合で投球数が300球を超えた上野が、12回表もきっちりとオーストラリア打線を抑えた。12回裏は一死満塁とし、西山がセンター前にはじき返し、サヨナラ勝ちで長かった試合を制した。

これで日本は決勝進出を決め、「銀」以上のメダルが確定した。本当に素晴らしいがんばりを見せてくれたと思う。特に1日で準決勝2試合を投げきった上野投手の精神力には感動させられた。2試合ともタイブレーカー方式の延長戦となり、毎回ノーアウト2塁の場面から始まる延長戦は、通常よりも遥かに強いプレッシャーがのしかかるはずだ。そのプレッシャーと戦い続けて勝利を勝ち取ったのだから、本当に素晴らしい精神力だと思う。

選手の皆さんには連戦の疲れもあろうかと思うが、今度こそアメリカ戦に勝利して、悲願の「金」を獲得して欲しい。

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