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2008年9月11日 (木)

米の不正転売問題

NHKニュース から引用

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大阪の加工米販売会社「三笠フーズ」による米の不正転売問題で、各地の農政事務所が三笠フーズに都合を問い合わせたうえで、工業用の米の入札日時を設定していたことが、三笠フーズの財務担当者の証言でわかりました。

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この事件、「工業用」という条件で安値で購入した事故米を「食用」として不正に転売して利益を得ていたというもので、当然この「三笠フーズ」という会社が悪いのだけれども、農林水産省にも問題があったのではないだろうか。

何らかの問題があって「食用」として利用できない米を売るわけだから、当然なかなか買い手がいないようで、asahi.com によれば、農林水産省側から多数の業者に購入を持ちかけていたということだ。業者に頼んで買ってもらっているのだから、検査も甘くならざるを得なかったのではないだろうか。

そんな中で、この「三笠フーズ」では、全国を回って農政事務所が行う入札に参加し、国が工業用として販売した米の24%を買っていたということである。
農政事務所の職員は「なんでこんなに買ってくれるのか?」とは思わなかったのだろうか? こんなに大量の汚染米がどのように使用されるのかという疑問をもたなかったのだろうか?

農水省では、同社の福岡工場には5年間で計96回も立ち入り調査を実施しており、それでも転売を見抜けなったとしているが、調査日程を事前に業者に連絡していたというから呆れた話だ。しかも、昨年には「転売」の告発情報が2度も入っていたというのに、その後も抜き打ち検査は実施していないのは何故なのだろう?

わざわざ「三笠フーズ」の都合に合わせてまで入札してもらっており、転売の可能性を感じながらも「追求」しようとしなかったのではないかと疑わざるを得ない。

あるいは、どこからか「追及」しないようにとの圧力でもかかっていたのかもしれない。そういえば福岡といえば大物政治家が多い所ではあるが・・・・。

いずれにしても、今回の事故米には強力な発癌物質であるアフラトキシンが含まれており、国民の健康を損なう恐れのある重大な事件であることは間違いない。真実が明らかにされることを願う。

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