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2010年7月 1日 (木)

FileMakerProを使ってみた

ずいぶんと久しぶりの更新。

最近、仕事でとあるツールを作成する必要が出てきた。
スタンドアロンでも使えるような小規模のデータ処理なので、エクセルでチャチャッと作ってしまえと考えてやってみた。

しかし、レコード数は数十件でごくわずかなのだけれども、フィールド数が200~300はあり、それをワークシート上で保持しつつ、「編集用のユーザーインターフェイスが重要だよね。」ということでユーザーフォームで編集画面を作ってみた。

さすがに1画面に収まるわけもなく、タブシートで3面を切り替える仕様になった。各フィールドについて、「ラベル」+「エディットボックス」又は「コンボボックス」等を並べていて、とうとうデータの表示や編集が行えないコントロールが出てきた。

数百個のコントロールを使っているので、1つのユーザーフォームで使用できるコントロールの数を超えてしまったのだろうと考えている。

しかも悪いことに、私のパソコンではエクセルがおかしくなっているのか、頻繁にエクセルが異常終了してしまうようになってしまった。数十分作業した内容が飛んでしまうのが悔しいだけでなく、実際にこのシステムを多数の職員が使用したときに同じようなトラブルが起こったら大問題だ。

というわけで、エクセルでの開発には見切りをつけ、代わりになるものを探していたところ、FileMakerPro11が浮上してきた。FileMakerについては、10年くらい前には既にその名前を目にしたことはあったが、Mac系のソフトということもあって実際にどんなものかを詳しく調べてみたことはなかった。

今回、FileMakerについてWebでいろいろと調べてみると、かなり使えるデータベースとなってきていることがわかった。
価格的にも手が届くレベルであるし、なんといっても、スタンドアロンでの使用から数台での共有、そして100台規模での共有も可能という幅広い運用形態への対応と、Web共有機能で簡易的なWebアプリケーションとしての活用も可能というところに、大きな魅力を感じる。

30日間フル機能を利用できる評価版がよういされているので、ダウンロードして使ってみたところである。あまりにシンプルで自由度の高いデータベース設計にちょっと戸惑っているが、逆に詳細なプログラムを書くことはできず用意されているスクリプトを組み合わせて利用することでシステムを制御していくという仕組みに、驚きながらも意外としっかりとしたシステムが割と苦労せずに作れるのではないかと感じ始めている。

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