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スポーツ

2008年8月21日 (木)

ソフトボール日本が金メダル

金メダルおめでとう、本当によくやってくれた。

正直に言って勝機は少ないと思っていたアメリカとの決勝戦だが、日本チームがとうとうアメリカに勝って金メダルを獲得した。次の大会からはオリンピック種目から外れることが決まっており、最後のオリンピックとなる今大会で、本当に有終の美を飾ってくれたと思う。

連戦で選手たちの疲労も相当なものだったと思うが、皆が全力を出し切ってつかんだ勝利だといえよう。特にエースの上野投手は、昨日の2連戦で300球以上投げており、この試合は打たれるんじゃないかと心配していたが、今日も素晴らしい投球で1失点に抑えた。打線もこのところちぐはぐな攻撃が目立っていたが、今日は集中して得点に結びつけることができた。持てる力を出し切れたからこその勝利だろう。

昨日の準決勝は2試合とも延長戦だったし、決勝戦も少得点での好試合となった。おかげでテレビでの観戦もとても緊張感のあるものになった。

心から、”ありがとう”を言いたい。

2008年8月20日 (水)

がんばった日本ソフトボール

北京五輪で日本ソフトボールチームが準決勝でオーストラリアに勝ち、金メダルをかけてアメリカと再度決勝戦を行うことになった。

午前のアメリカ戦は、コールド負けした予選とは違って、息の詰まる投手戦となった。
0-0のまま7回を終え、タイブレーカー方式での延長戦に入る。後攻の日本有利かと思ったが、9回表に4点を取られてしまった。その裏に2試合をとおして初めての得点を奪ったが1点どまり。残念ながら決勝進出はならなかった。

ソフトボール競技ではページシステムという独特の対戦方式が採用されており、アメリカ戦に敗れた日本は、予選3、4位通過のオーストラリア-カナダ戦の勝者と3位決定戦を行い、それに勝てば再度決勝戦に進むことができる。

オーストラリア戦には、午前のアメリカ戦に引き続き上野投手が連投した。初回に先制を許したが4回には広瀬選手の2ランで逆転に成功した。このまま勝ったと思った7回2アウトの場面でまさかの一発を浴びて、またしてもタイブレーカー方式での延長戦へ突入だ。

午前に引き続く連投での疲れも見せず気迫のピッチングが続く。先攻のオーストラリア打線を抑えるが日本の攻撃は何度も好機を潰してしまい得点できない。11回表には1点を失い、雰囲気的にもうだめかと思ったがなんとか1点を奪ってくれた。

そしてもう2試合で投球数が300球を超えた上野が、12回表もきっちりとオーストラリア打線を抑えた。12回裏は一死満塁とし、西山がセンター前にはじき返し、サヨナラ勝ちで長かった試合を制した。

これで日本は決勝進出を決め、「銀」以上のメダルが確定した。本当に素晴らしいがんばりを見せてくれたと思う。特に1日で準決勝2試合を投げきった上野投手の精神力には感動させられた。2試合ともタイブレーカー方式の延長戦となり、毎回ノーアウト2塁の場面から始まる延長戦は、通常よりも遥かに強いプレッシャーがのしかかるはずだ。そのプレッシャーと戦い続けて勝利を勝ち取ったのだから、本当に素晴らしい精神力だと思う。

選手の皆さんには連戦の疲れもあろうかと思うが、今度こそアメリカ戦に勝利して、悲願の「金」を獲得して欲しい。

2008年8月19日 (火)

星野ジャパン、準決勝進出

いやー、これまでの打線の不振が嘘のように10点という大量得点で、先発の涌井も零封で7回コールド勝ちと、胸のすくような勝ち方だった。
いくら相手の中国が”格が下”とはいっても、ここまでの完勝は誰も予想していなかったのではないだろうか。

やはり野球の試合はやってみないと分からないものだ。圧倒的な力の差があっても、必ず勝てるとは限らない。だからこそ野球は面白いともいえるが、オリンピックのような短期決戦でしかも各チームと1試合しか対戦しないという条件では、”格の違い”はあまり当てにならない。
”格が下”であるカナダにやっと勝てた次の日に、同じく”格が下”の中国には大差で完勝する。こういうことが普通に起こるのだ。

カナダ戦での1-0という辛勝が、選手たちに良い緊張感をもたらしたのかもしれない。そういう意味では明日のアメリカ戦へ向けて、緊張感が緩む恐れもある。

決勝進出を決めたことに安心せずに緊張感を保ち、アメリカ戦にも是非とも勝って欲しい。

2008年8月12日 (火)

よくやった北島康介選手!

本当によくやった。2連覇への期待という重圧を4年間背負ってきた。そのプレッシャーにも負けずに非常に冷静なレース運びだった。
しかも世界新記録の泳ぎで他を圧倒しての見事な優勝で、見ていて感動せずにはいられなかった。

前半から飛び出した準決勝のレースとは対照的に、前半は抑えていたのが素人目にもよくわかった。他のどの選手よりもゆったりとしたピッチでのストロークでのびのびと泳いでいながらも、先頭から遅れることなく折り返したとき「これはいける」と思った。

レース後の解説等によれば、準決勝では19回だった前半のストロークが、決勝では16回だったということだ。オリンピック決勝レースの大舞台で、緊張や焦りに負けずにゆったりと伸びのある泳ぎができた。本当に素晴らしい精神力に感心させられた。

200メートルでも2連覇の期待がかかるが、彼ならやってくれそうな気がする。

本当は、100メートルでの素晴らしいレースを見せてもらって、「もう十分だよ」と言ってあげたいところだけれど。

2008年8月11日 (月)

柔道かJYUDOか

オリンピックが始まり、テレビに釘付けの方も多いと思う。

日本勢の戦果も逐一報道され、その内容に一喜一憂している人々も多数いるだろう。

昨日は柔道の谷亮子選手が金は逃したが銅メダルを獲得し、今日は内柴選手が見事金メダルを獲得し、女子の中村選手も初の平成生まれのメダリストとして銅メダルを獲得してくれた。

一方で、サッカー男女など、体格的に勝る欧米勢に苦戦している競技も多い。

このあとも、体操や競泳の北島選手やバドミントンの「オグシオ」ペアなど、メダル獲得の期待がかかる選手が多数いる。

柔道も、まだまだ重量級の試合がつづくが、昔柔道をかじっていた立場から少しモノをいわせて頂きたい。

日本古来の柔道と国際的なJYUDOとの違いが、今大会では大きな問題となるような気がする。

近年、日本古来の柔道と、世界的なJYUDOのルールの変容が話題となっている。最近の国際大会でのルールは、まるでレスリングのようにタックルで相手を倒すことでポイントを稼ぐという勝ち方がまかり通るようになり、きちんと組み合って技を仕掛けるということが求められなくなっている。

特に今大会では海外の選手たちにその傾向が顕著であるように見受けられる。
選手が絡み合って畳に倒れたときなど、審判も選手もどちらがポイントを取ったのか分からない場面が多々あるが、これこそルールが不明確になっているよい証拠である。
これでは、柔道の本旨である「柔よく剛を制す」もあったものではない。組まずになりふり構わず脚を取りにいけば「諸手狩り」として勝てる可能性があるわけで、正面から組みにいく選手にとっては大変な脅威だ。

まずはきちんと組み合い、立ち技を仕掛けて相手を崩すということが重要視されなければ、どんな手を使ってでも相手を畳に倒すという相手には圧倒的に不利である。

IJFもルールの事には頭を傷めているのか、判定の方針を改めて、「指導」をする場面では両者ではなく片方にという指示を出しているようだが、これが却って選手を苦しめている。

組み手を嫌ってなかなか組み合わない場合というのは、利き手が違ったり身長差があったりして組みにくく両者が嫌っている場合が多いので、どちらか一方が組み手を嫌うというものではないのに、審判の判断で一方だけに注意を与えて試合を決めてしまう場面が多々あるのには、うんざりしてしまった。

今大会ほど、審判の判定で試合が決まってしまうのは無かったように思う。

柔道のルールでとは言わないが、もう少し柔道の精神を反映できるルールでJYUDOを発展させてもらいたいものだ。